トーイツ

百年の桧 豪の桧強の桧

ブランド構造材ヒノキの手間をかけた育樹

トーイツが自信をもってお届けする、JAS取得の最高峰国産無垢ヒノキ構造材は、育苗、植樹から様々な適切な山の手入れに至るまで、大変な時間と手間をかけた管理が行われています。

樹木を植え、山の手入れををすることが単に良材を育てるだけではなく、良好な地球環境を保つためにも、大きく貢献しています。

良木を育て、そしてそれを伐採して活用し、また、その山に、新たな苗木を植えるサイクルが、治水や多様な動物の生態系にも良好な環境をつくります。

さらに高樹齢の樹木を伐採し、新たな苗木を植え、育てることで、新たな二酸化炭素の吸収がはじまり、地球温暖化防止にも大きく貢献することになります。

育苗、植樹から、伐採までの山の作業をご説明します。

 

1 育苗(いくびょう)

自然に落ちた種からは立派なヒノキにはなりません。

山に生えているヒノキからこぼれ落ちた種は芽を出しますが、それがヒノキの木には成長しません。

ある程度育てた苗(一般に、成長の遅いヒノキは2回床替えをし、約3年生で40cmから80cmになった苗)を人の手で、春植林します。

写真1●
ヒノキの毬果(きゅうか)が見えます。(三角先)

周りにはヒノキの実生(発芽したばかりの芽)があります。しかしこれらは成長しません。

写真2●
毬果の中にあるヒノキの種

写真3●
ヒノキの苗床

2 地拵え(じごしらえ)

ヒノキの成長に大きく影響

植林する場所は、立ち木を伐採し、さらに根を取り除き、除草などの下準備が丁寧になされます。
これを「地拵え(じごしらえ)」といいます。

適切な地拵えを行わないと、下草刈りがしにくくなり、ヒノキの成長にも大きく影響します。

平らな土地ではなく、山の斜面での作業は予想以上に大変です。

3 植林

春、植樹。

苗床で約3年間育てられ、40cm程度から60cmになった苗を、地拵えの済んだ山に、直径30cm〜40cm程度のバケツ様の穴を掘り、人の手で、春植林します。

間隔は環境によっても異なりますが、1.8m程度の間隔で植樹します。

4 下草刈り

太陽光や養分をヒノキの苗木に

植林した土地には、すぐに下草が生え始め、成長し、なかにはヒノキの背丈をこえる下草(?)も見られるようになります。

下草は、苗木から太陽光や養分を奪ってしまいます。
ヒノキの下枝(樹木下部の枝)の生育を阻害する大きな要因となります。

そのため下草刈りを行い、下枝をできるだけ張らせて、根張りを促進させます。

環境によって異なりますが、下草刈りは通常、植栽年から6〜8年くらい行います。

下草刈りは6月から8月までの、暑い時期に行う必要があり、とても作業者には大変な作業です。

下草刈りは下刈りとも言われます。

5 除伐(じょばつ)

強いヒノキを育てるための間引き

植樹後、10年目くらいから、曲り木、病虫被害木、適切な成長をしていない木を選んで思いきった間引きを行います。

これを除伐といいます。

除伐によって残すべき木の成長を促すと同時に、間引かれた分だけ枝打を少なくすることができます。

できるだけ早い時期に除伐することが、適切な森林維持には大切です。
除伐の時期を遅らせるほど残すべき木への悪影響が増加していきます。

他の種類の木を伐採することも除伐とよばれますが、人工林では、間伐までの間引きを除伐といいます。

6 枝打ち

太陽光を根元まで

ヒノキの樹木が成長していくと、枝は周囲の木の枝と重なりあい、森の中に太陽光がさしこみにくくなります。また枯れた枝などから害虫が侵入してきやすくなります。

余分な枝を切り除くことによって、節の少ない良質なヒノキを育てるとともに、幹の成長を適切なものとします。

8年生から10年生くらいから軽い枝打ちをくり返します。いっぺんでたくさんの枝を落としてしまうと、良い成長が望めなくなりますので、繰り返し行われます。

適切な時期で早めに始めれば内部に節が閉じ込められ、表面に節が現れることが少なくなります。
遅ければ遅いほど節が外側に現れるため、商品価値に違いが生じます。

枝打ちは、春、水が上る直前が最適ですが、それでは広範囲の枝打ちはできないので、10 月〜3月までの生長休止期間のうち、厳寒期をさけて打つようにします。
現在はリモコン操作の機械が活躍していますが、この機械での作業でも、1日に40本程度しか出来ません。

一般的には図のようにおおよそ6:4の割合になるよう枝打ちします。

環境のためにも枝打ちは大切です

枝打ちは山の維持のためにも大切な作業です。
枝打ちをすることにより、太陽光がより下に届き、下層植生が適度に成長します。
それにより、土砂の流出が抑えられ、治水にも役立ちます。
さらに森林火災の拡大を防ぐ効果もあります。

人の手による枝打ち

 

 

リモコン操作の機械による枝打ち
機械でも1日に40本程度しか行えません。

7 間伐(かんばつ)

健全な木の生長=健全な山の維持

密になった「山」の木を間引くことで、健全な幹の成長を助けます。
適切な間伐を行うと、幹は太くなり、根もしっかりと張ります。
その結果風雪に耐える、山ができてきます。

間伐は植樹15年後位からおこない、5年おき程度で様子を見ながら実施します。

ヒノキの人工林は15 年生前後になると、ある程度の生育差が現れ、曲り木、被圧木などの不良木が確認できる段階に進んできます。


この時点で1級木候補となる優勢良木を見定めることは比較的容易です。選木育林の選木・印しづけは、枝打ちや除伐の年代からみて15 年生前後が最も合理的です。

間伐も環境のために大切な作業です

間伐は、枝打ちと同様、下層にさまざまな植物が育つ手助けをします。
下層植物が育つことにより、土砂の流出が抑えられ、山の維持に大きな役割をはたします。
多様な動物も生活出来るようになります。

かつては間伐された木は杭や蒔や炭、割り箸などの原材料として利用されていました。しかし、現在では搬出コスト等の関係で採算が合わず、有効的な利用がなされず、山に放置される間伐木も多くなりました。

植樹から伐採(主伐)までの樹数の変遷

40〜50年生樹で1/5に

1ヘクタールあたりの、ヒノキ植樹から40〜50年生樹、伐採までの本数は約1/5にまでなってしまいます。

良木を育てるためには、大変な手間と時間がかかることなのです。

植林時

除伐終了段階

伐採(主伐)前

1ヘクタールあたりの樹数の変化